苦手な上司のことを、休日も考えてしまう。職場の人間関係で消耗している繊細な人の多くが経験するこの状態に、アドラーの「課題の分離」という考え方が助けになった。


「誰の課題か」を分ける——職場の人間関係で消耗しない考え方

アルフレッド・アドラーの思想を日本に広めた『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著)の中で紹介されているのが「課題の分離」だ。

どんな悩みも「これは自分の課題か、他者の課題か」に分けると、抱えなくていいものが見えてくる。

上司が不機嫌なのは上司の課題。そこに私が責任を感じる必要はない。わかっていても難しいけれど、知っているかどうかで違う。

「嫌われること」を恐れなくていい——繊細な人と職場のストレス

課題を分離すると、自分の領域外のことをコントロールしようとするエネルギーが減る。

「嫌われたくない」という気持ちは自然だ。でも、自分が何をしても他人の感情は自分でコントロールできない。相手がどう感じるかは、相手の課題だ。

全部背負わなくていい——HSPが職場で生き残るための視点

繊細な人は、他人の感情に影響を受けやすい。だからこそ「これは相手の課題」という境界線を引くことが、特に効果的に働く。


全部抱えなくていい。手放せるものがある、というだけで少し楽になる。