「転職しようと思って、もう1年が経った」。私もそうだった。転職という選択肢を持ちながら動こうとするたびに、なんとなく先送りにしていた。
先延ばしの正体——転職できない理由は脳の仕組みにある
先延ばしは怠けじゃない。脳が「不確実なものを避けようとする」機能が働いているだけだ。
転職という行動は、結果が読めない。今の職場のつらさは「確実に存在するつらさ」で、転職後の世界は「不確実な未来」だ。脳はデフォルトで、不確実な選択肢を後回しにする。
「考える気になれない」のも理由がある——繊細な人の転職と意思決定疲労
疲れているとき、人は認知資源が枯渇している。判断するエネルギーがない状態で「転職どうしよう」と考えようとしても、思考が動かない。これは意志の問題じゃなくて、リソースの問題だ。
心理学では「意思決定疲労」という現象として知られている。
「動けない自分」を変えるより先にすること——転職に向けた最初の一歩
まず、疲れを認める。それだけでいい。
「転職を考えられないほど消耗している」というのは、今の職場が与えているダメージの大きさを示している。先延ばしにしているのは、弱さじゃなくてサインだ。
動けないのは仕組みのせい。そう知っておくだけで、自己批判が少し減る。