年収を上げたくて転職した。でも、結局前職とほぼ同じだった。転職で年収交渉に失敗したあのとき、知っておけばよかったことがある。
「提示された額をそのまま受け取らない」——転職の年収交渉で損しないために
転職市場では、最初に提示された年収は「交渉の余地がある数字」として出されていることが多い。つまり、受け取り方次第で変わる。
「この金額でいいですか」には「はい」か「お断りします」以外の選択肢がある。
アンカリングを逆用する——転職で年収を上げるための心理学的アプローチ
カーネマンの研究でも示されているように、最初に出た数字がその後の基準になる。先に自分の希望額を出すことで、交渉の基点を自分の有利な側に設定できる。
市場相場を調べて、少し高めの数字を根拠と一緒に出す。「前職が〇〇万円で、今回は〇〇万円を希望しています。理由は〜です」という形で伝える。
入社後は交渉が難しくなる——転職の年収交渉は入社前が唯一のタイミング
入社前の交渉は、求職者の立場が一番強い時期だ。採用したいという意思が示されている状態で交渉するのと、入社後に評価を待つのでは、条件が変わりやすい。
今の年収に不満があるなら、入社前に話すのが唯一のタイミングだと思っておいていい。
交渉は特別なスキルじゃない。準備と、一言出す勇気だけだ。